世界一国民の生活が安定していると、海外諸国から評価されてきた日本。しかし、激動する、多様化する世界情勢の中で、その安定が徐々に様々な側面において変化を余儀なくされてきていることは、我々国民ひとりひとりが感じざるを得ない今日この頃です。
日々変化をくり返す、またその周期が日々早まる昨今の生活環境中で、行き交う情報の量は、今後も増大し続けるでしょう。そして人は、それらと上手に対応しながら生活を営んでいく必要があります。
そんな21世紀、明日を担う青少年達に最も求められる国際情報社会人としての素地とは、いったい何でしょう。
我々はそれを、異なる価値観を素直に受け止め、理解し、また自分自身の尺度で物事の本質を計り、意志を相手に適格に伝えられる、そんなコミニケーション能力、バランス感覚だと考えます。

留学=語学力の習得、という認識が一般的な中、我々は、留学=相対的なコミュニケーション試行体験、そして語学力の習得はあくまでその一部であり、大切なことはそれ以前、それ以後にあると考えます。
この1年間の公費高校交換留学制度は、十代の多感な時期に我が身を海外におき、自分自身を掘り下げ、自分の国、自分の家庭等、今まで自分自身が置かれていた環境を客観的に見つめる、自己再認識のきっかけとなるでしょう。
そしてそれは、本研修に参加されたご自身にとって、また送りだされた保護者の方々にとっても、生涯かけがいのない“気づきの機会”となることでしょう。


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IYEO評議員会 一同