アメリカの大学生活とは? | IYEO 青少年異文化交流推進協会

アメリカの大学生活とは?

 

アメリカの大学生活

 

アメリカ大学奨学金プログラムでは、一般教養全般に主眼を置き、学部課程での教育に力を入れているリベラルアーツカレッジが多く参加しているのが特徴です。
短大・大学・大学院留学において、世界中で最も人気のある国はアメリカといって過言ではないでしょう。世界のトップに位置する教育や研究水準、他国を大きく引き離すノーベル賞受賞者数、その教育や研究を求め、世界中から留学生が集まってきます。約4,700校ある短大・大学では、時代の変化、あるいは学生や社会のニーズにあわせ、600を超えるといわれる専攻科目が存在し、常に世界をリードする質の高い教育を受けることができます。日本からアメリカに留学する人達の目的として最も多いのは、短大・大学・大学院等、高等教育機関への進学です。

●約3,000校もの4 年制大学があります

2年制と4年制、あわせて約4,600校(公立約35%、私立約65%)の大学が存在するアメリカ。大学の充実度は世界一です。4年制大学は公立、私立合わせて約3,000校。総合大学、リベラルアーツカレッジ、単科(専門)大学の3つに大別され、学生数が1,000人以下の小さなものから、50,000人位の大規模なものまで多様、ほとんどの4年制大学では、寮の設備を備えています。通常4年間で学士号を取得しますが、薬学・工学・建築学など、学士課程の修了に5年を要する学部もあります。また、一部の専門分野(工学、美術や音楽等の芸術分野)を除き、入学時に専攻科目を決めなくてよい大学も数多くあります。総合大学は大学院課程を備えており、研究にも力を注いでいます。公立の総合大学は、学生数20,000人以上の大規模な学校が多く、私立の総合大学は、どちらかといえば小規模な大学が多いと言えるでしょう。一般教養全般に主眼を置いた学部課程での教育に力を注ぎ、大学院進学に備える大学がリベラルアーツカレッジです。
1人の教授が受け持つ学生数の比率が低いことから、学生に対するケアが行き届いています。アメリカでは、リベラルアーツカレッジで一般教養を学び、その後、専門分野を大学院で学ぶ学生も少なくありません。
※上記4,600校には、地域認定団体による認定(accreditation)を受けていない大学も含まれています。

●教育にかかわる権限は地方自治体に

アメリカには、日本の文部科学省にあたるものはなく、教育にかかわる権限と責任はすべて州及び州以下の地方自治体(主に学区)に帰属しています。そのため、教育の質を保つために、専門の認定団体が大学を認定する制度が採用されています。よって大学間で単位互換をしたり、学生ビザ取得手続きを可能にするために、大学は認定団体のaccreditation「認定」を受ける必要があります。申請に基づき大学を教育機関として評価するのが「地域認定団体(regional accrediting association)」です。アメリカには6つの地域認定団体があり、管轄州に所在する大学の評価を担当します。地域認定を受けた大学間では編入学や単位の互換が比較的スムーズに行われます。アメリ力の大学に留学する際は、認定を受けた大学かどうかを調べることはとても大切です。

●入学試験はなく書類で審査されます

アメリカの大学では、日本のような入学試験が存在せず、高校の成績や推薦状、志望動機などを書いたエッセイなど、入学審査に必要な願書を提出することにより書類で審査されます。各大学により願書提出締切は異なりますが、中には前年の11月末に締め切ってしまう大学や、願書提出期間が限られている大学などもあります。

●2学期制の大学が一般的です

アカデミックイヤー(1学年)は8月・9月~翌年5月・6月の約9か月間です。カリフォルニア大学のように4学期制の大学もありますが、2学期制の大学が一般的といってよいでしょう。

 

2学期(セメスター)制  Fall 8-12月 Spring 1-5月 (Summer Session 5-7月)

4学期(クオーター)制  Fall 9-12月  Winter 1-3月 Spring 3-6月 Summer  6-8月

3学期(トライメスター)制  Fall 9-11月  Winter 12-2月 Spring 3-5月

●必要な単位を取得すれば卒業です

アメリカは、日本のように、学年の終わりに成績が評価される通年制ではなく、単位(クレジット)制となっており、各学期が終わるごとにコースが修了、成績が評価されるとともに単位を取得します。必要な単位を全て取得し終えると卒業です。そのため、一般的な新学期である8・9月ではなく1月に入学することも可能であり、また、夏休みをとらず、夏学期を利用して早く必要単位を取得し、4 年間在籍せずに卒業することも可能です。

●1週間の授業は12~15時間です

ほとんどの授業が週に2~3回、1回60分~120分で行われ、通常、週に3時間授業が行われるクラスでは3単位、週に5時間授業が行われるクラスでは5単位取得できます。
留学生の場合、最低12単位、平均的に15単位ぐらい履修しますので、週の授業は12~15時間になります。毎日必ず宿題が出されますので、予習復習、テスト準備などを含めると少なくとも授業時間の2~3倍の自主学習が必要とされています。従って、週に30~40時間の自主学習をする計算になり、平日のほとんどは朝から夜遅くまで勉強することになるでしょう。
アメリカ人も留学生も、金曜日の午後や土曜日は自由時間にあて、ショッピングに行くなどリラックスして過ごしています。

●専攻は多種多様です

アメリカの大学は専攻分野が細かく分かれており、学生や社会のニーズにあわせ600を超えるといわれる専攻科目が存在、日本で学べない専攻分野も数多くあります。また、日本の大学と異なり、入学後に専攻を決めることも、同時に2つの分野を専攻(Double Major)することも、あるいは主専攻(Major)と副専攻(Minor)という組み合わせで学ぶことも可能です。また、途中で専攻を変更することも可能です。(専攻を変更する場合、改めて受験しなおす必要はありません。) あるいは、大学側の承認を受けることができれば、自分でカリキュラムを組み、そのカリキュラムに添って自主学習をする「Independent Study」も可能です。今では大学の専攻分野の1つとして一般的なWomen’s Studies(女性学)も、Independent Studyによって生まれたものなのです。

●学ぶ楽しさを教えてくれます

iPhone等を始めとして携帯端末の機能がこれだけ発達した今日、単なる「記憶」はあまり価値を有さなくなっています。実社会で生きていく上で要求されるのは、「問題解決を可能にする考える力」です。アメリカの大学では、「考える力」を養成することを、その役割としています。インターネットの世界最初の実験はUCLAとスタンフォード大学の間で行われました。インターネットを作り出すような発想を育てるアメリカの大学の授業を、あなたも受けてみませんか?

 

●努力すれば結果は得られます

アメリカは、日本以上の学歴社会であり、また人気のある有名校への入学は大変難しいのが現実です。
また入学後、「卒業」というゴールを手にするには、英語力の問題ではなく、全ては「勉強しているか、していないか」に尽きるといえます。授業時間以外の予習・復習をきちんとしていなければ、あっという間に授業についていけなくなります。それがアメリカの大学です。優秀な成績で卒業するアメリカの大学生は、毎日朝早くから夜遅くまで勉強しています。逆に言えば、一生懸命勉強して授業に参加することが卒業にこぎつけるための道ともいえます。あなたが得る結果は、あなたがかけた労力を反映したものといえるでしょう。勉強しなければ「やり遂げる」ことはできません。だからこそ「やり遂げる」能力の証明である大学の学位(難関校であれば尚更)に大きな価値があるのです。

●求めよ、さらば与えられん

アメリカでは待っていても誰も助けてはくれません。やりたいこと、やって欲しいこと、困ったことがあった場合、自分から積極的に学校や周囲に働きかけること、自分が行動を起こすことが必要です。アメリカでは、あなたは「自立した大人」であることが求められます。

●大学では「日本の代表」として貢献を

学習する意欲や習慣のない人はアメリカの高等教育機関の中で「やり抜く」ことはできません。留学生は「日本代表」でもあります。特にアメリカ大学奨学金の支給を受けて留学する参加者は、「あなたの後に続く人」への責任を負ってもいることを忘れないように、そして奨学金を支給してくれる大学に対して感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

「リベラルアーツカレッジ」ってどんな大学?

●日本語訳は「教養教育」

リベラルアーツの日本語訳は「教養教育」。アメリカでは「優れた市民として持っておくべき教養・知識」と意味づけています。専門的であるよりも、幅広くバランスのとれた理性や教養を養う「全人教育」の理念に基づく教育を提供するのがリベラルアーツカレッジです。

●アメリカ最初のリベラルアーツカレッジは「ハーバード大学」

アメリカがまだイギリスの植民地であり独立前の1620年、清教徒(ピューリタン)がアメリカ東部のプリマスに上陸、そのわずか16年後の1636年、アメリカで最初の高等教育機関であるリベラルアーツカレッジが創立されます。世界に名だたるハーバード大学の誕生です。

●ほとんどの学生が学生寮で生活

リベラルアーツカレッジでは、ほとんどの学生が寮で生活し、学生数も500人~3,000人ぐらいと少なめ、少人数クラスで、いかにわかりやすく教えていくかに重きをおいた質の高い授業が行われ、かつ大学院のある総合大学よりも親身な指導が行われています。よって高い卒業率を誇る良質な大学が数多く存在します。治安もよく、寮に看護士や警備員がいる大学も多いなどの理由により、保護者にとっては安心して子供をまかせられるとの評価も高く、アメリカのアッパーミドル階級の子息の進学先として定着しています。

●歴代大統領の約19%はリベラルアーツカレッジ出身?!

卒業生数はアメリカの全大学の卒業生の3%程度ですが、アメリカの最高経営責任者(CEO)の約8%、歴代大統領の約19%を、リベラルアーツカレッジの出身者が占めているとも言われています。ちなみに、前大統領のバラク・オバマ氏もカリフォルニア州にあるリベラルアーツカレッジの1つ、オキシデンタルカレッジで大学生活をスター卜。その後ニューヨークのコロンビア大学に編入、卒業し、いったん社会に出た後、ハーバード大学法律大学院に入学しています。また、2016年のアメリカ大統領選に民主党候補として出馬したヒラリー・クリントン氏も東部名門女子リベラルアーツカレッジ、ウェルズリーカレッジを卒業後、イエール大学法律大学院へと進学しています。

 

 

 

 

 

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