~後輩の皆さんへ~ 「応援しています!!」阿曽加奈子さん(卒業生) | 青少年異文化交流推進協会(IYEO)ホームページ

~後輩の皆さんへ~
「応援しています!!」
阿曽加奈子さん(卒業生)

テレワークを経験して感じたこと  「新しい人々との関わりについて」

阿曽加奈子さん (Missouri Valley College/ミズーリ州  2012年1月編入-2015年夏卒業)

 

皆さん、こんにちは。Missouri Valley College を2015年夏に卒業した、阿曽加奈子です。
今は東京の某IT 企業で働いており、主に日本の社員に向けた社内広報を担当しています。

奨学金プログラム参加者の皆さんの一部は、新型コロナウイルスの影響により、オンライン授業で勉学に励んでいる方も
いらっしゃるかと思います。きっとこのような状況は奨学金プログラム参加を考え始めた時には想定していなかった状況で、複雑な気持ちを抱えているのかなと想像します。

私が勤めている会社でも、今年3 月から全規模・全社員が在宅勤務です。そのため、ミーティングなどはオンラインで行われます。現時点では来年7 月まで、全社員の通勤不要が確定し、その先も全社員がオフィス通勤することは不要となる見通しです。

今日は私がテレワークを通して感じたこと、新しい人々との関わり方についてお話させていただきます。

実は、私は今年2 月に社内転職をし、現在の業務に従事しています。

本来ならば2 月中旬にアメリカで3 週間ほど研修予定でした。その矢先、新型コロナウイルスの勢力が拡大し、渡米できなくなりました。

異動先の部署は、私が日本/ APAC(アジアパシフィック)地域で初メンバーとなるため、

時差がある中、研修はアメリカメンバーとZoom を通してオンラインで行われました。

研修は無事に終了したとはいえ、当初からチームメンバーの働く様子を実際に見ることができない、

時差があるためすぐに気軽に質問ができない中、いきなり本番の土俵に放り込まれた気分でした。

 

日本の社員に向けた広報は通常800 人程度、また時には緊急性を伴う日本以外の広報を担当することもあるため、

4500 人程度に情報を発信することもあります。

不特定多数の大規模広報に対して、私の判断・文章で情報が届くということに非常に責任を感じ、思い悩んだ日々もありました。

幸いなことに、上司は私自身の判断を非常に信頼してくれており、またチーム全員が非常に協力的であるため、緊張感や責任を感じながらも、

日々充実しています。個人的な経験として感じたテレワークの難しい点は、気軽に質問ができない、

同僚と気軽にブレインストーミングができないということです。

直接人と会って何気ない話をすることから、様々なアイディアが生まれる場合もありますが、

テレワークだと雑談をするにもお互いにミーティングを設定する必要があり不便だなと思います。

しかし、良い点もあります。気軽な雑談が発生しないため、外部から中断されることがなく、集中することができます。

また、パソコンとインターネットがあれば、場所に関わらず仕事ができることです。

(実際に私も広島に帰省した際、朝6 時から各国のチームメンバーと仕事をしました。)

 

テレワークにも一長一短がありますが、大切なことは柔軟に対応することだと思います。

変化の激しい世の中、思い通りにいかないこともありますが、その点だけに執着するのではなく、

良い点を見つけて対応していけば総じてポジティブな結果をもたらすと思います。

また、オンライン上でも人との繋がり・信頼を形成することも可能だと信じています。

実際に私はチームメンバーと一度も直接会ったことはないですが、お互いに非常に良い信頼関係を築けています。

その点はお互い交流する努力で達成可能だと思いますので、奨学金プログラム参加者でオンライン授業を受けている方も、

ぜひ教授や他学生さんと交流して良い関係を築いてください。応援しています!!

 

季刊誌 IYEO News Avenue 46号より

IYEO News Avenue最新号はこちら

関連ニュース

「アメリカ大学奨学金プログラム」参加者にインタビュー:日本の自宅から受講したオンライン授業

早くアメリカに戻って対面授業を受けたい! 永山果蓮さん (Minnesota State University, Moorhead / ミネソタ州)   「アメリカ大学奨学金プログラム」にて2018 年8 月からアメリカの大学へ進学。 現在、Minnesota State University, Moorhead(ミネソタ州)に在学中の永山さんへ オンラインで大学の授業を受講してみて感じたことをインタビューしました。 日本の自宅にてオンラインで受ける大学授業はどんな感じだったのでしょう??   (写真左)永山さん – 友人と共にEastt Asian Nightにて Q いつからオンラインの授業を受けていますか? (現地にいるときから?どういう経過で?) 本来Spring2020 の春休みは3 月9 日から13 日の予定でした。 2 月ごろはキャンパスでも新 ...

来賓決定 ! – アメリカ大学奨学金プログラム全国説明会「広島会場」

2020年3月29日(日)に広島で開催される奨学金留学説明会に関する追加情報です。 来賓決定! 今まで当協会主催の説明会に来賓のご招待はしていなかったのですが、 2020年春の奨学金説明会 「広島会場」には、素晴らしいご来賓にお越しいただけることになりました。   黒瀬 真一郎 先生 公益財団法人奥田元宋・小由女美術館 理事長 広島YMCA 理事長・常議員会議長 文部科学大臣教育者表彰受賞 文部科学大臣私学振興者表彰受賞 文部科学大臣地方教育行政功労者表彰受賞 (元)広島女学院 院長・理事長 (元)日本私学教育研究所理事・初任者研修委員長   黒瀬先生には、日本の教育という観点から冒頭にご挨拶をいただく予定です。   【先生方のご参加について】 毎回この説明会には学校の先生方のご参加がありますが、 今回はいつもより多くの先生方からお問合せ、お申込みをいただいて ...

卒業後、広島デスクでの再会を夢見てがんばってきました! – 木村巧くん(広島)

木村くん 卒業おめでとう!(おかえり!!) (写真 右:木村巧くん) 先月、無事シッペンズバーグ大学(Shippensburg University):ペンシルバニア州を卒業して広島に帰ってきました木村匠です。 IYEO 広島デスクのオフィスに立ち寄れることを夢見て、これまで頑張ってきましたがようやく叶いそうです。 7月25 日に、同期の森川さんとオフィスにお伺いし、CAP 生の皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。 ご多忙のことと存じますが、何卒よろしくお願い致します。 (写真 右:木村巧くん)   <IYEO News Avenue 44号より> ★IYEO News Avenue 44号にはプログラム参加者、保護者からのコメントが盛りだくさんです!

「アメリカ大学奨学金プログラム」 卒業生にインタビュー

アメリカの大学に進学して心から良かったと思います!  小野寺春香さん(Aquinas College/ミシガン州)   「アメリカ大学奨学金留学プログラム」にて、ミシガン州にある大学に進学した晴香さん。 2020 年5 月に無事卒業し(オンライン卒業式だったそう)、夏からは教育関係の仕事がスタート、社会人として一歩踏み出しました。 卒業後に回答いただいたインタビュー形式体験談をご紹介します。 (写真中央)小野寺春香さん – とてもよくしてくれた教授のご家族と一緒に   ◆ 卒業おめでとうございます! ありがとうございます!オンライン卒業式だったのが残念でしたが、 私の専攻であるInternational Studies の中で最優秀学生に選ばれることができ、良い形で終わることができてよかったなと思っています。   ◆ 在籍した大学Aquinas C ...

アメリカ大学奨学金プログラムNewsの一覧

各種プログラムのお問い合わせ・ご相談は、最寄りの日本国内IYEO各地担当相談デスク・連絡カウンターへ
本部 広島 〒730-0052 広島市中区千田町2-1-2-3階 (TEL:082-246-9400) hiroshima@iyeo.org
相談デスク 札幌 〒060-0003 札幌市中央区北3条西7丁目1-1 SAKURA-N3 (TEL:011-522-8108) sapporo@iyeo.org
相談デスク 福岡 〒810-0041 福岡市中央区大名2-1-43-302 (TEL:092-713-8235) fukuoka@iyeo.org
連絡カウンター 仙台 TEL 090-2845-8901 (金子)
連絡カウンター 千葉 TEL 043-271-0812 (菊島)
連絡カウンター 千葉 TEL 080-6697-2913 (中浜)
連絡カウンター 福山 TEL 080-5756-5815 (梶原)
連絡カウンター 大牟田 TEL 090-8911-4896 (宮川)