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「アメリカ大学奨学金プログラム」Q&A

●奨学金は誰が出すのですか?そしてどのようにして受け取るのですか?

奨学金は在籍するアメリカの大学が直接留学生本人に支給します。ただし、奨学金は現金で支給されるわけではありません。
大学に支払うべき授業料・寮費・食費の請求書が届きますが、奨学金分が減額されて請求されていることがほとんどです。

●奨学金はどれくらい支払われますか?また、自己資金はいくらぐらい必要ですか?

奨学金は、授業料・寮費・食費に対して支給されます。
大学により授業料・寮費・食費の総額は異なりますが、
一般的には25,000ドルから45,000ドルが総額の平均なので、
年間に12,000ドルから25,000ドル程度の奨学金が支給されることになります。
授業料・寮費・食費以外に必要なものとして、テキスト代実費(年間約8~12 万円)、 海外留学保険料、
航空券代、お小遣い、夏休みや冬休み期間中の生活費などがあります。

●奨学金は卒業するまで支給されるのですか?

特に問題がない場合は、ESL(大学付属英語教育機関)は最長1学年間、学部課程(2学期制の場合)は
最長8学期間(1学年に30単位で4学年間)の奨学金が支給されます。
ただし、学業成績が芳しくないなどの理由で進級できなかったり、大学により決められた最低限の成績を
満たすことができなかった場合、あるいは、大学の規則に従わず退学になったりした場合など、
本人の責任で学業を続けられなくなった場合は支給されません。

●英語力がなくても応募可能ですか?

可能です。プログラムへの申込みの段階では英語力についての条件はありません。
奨学金オファーを得られるかどうかは英語力で決まるわけではありません。
ただし、オファーが来たとしても、各大学規定の英語スコア(たとえばTOEFL iBT 61以上など)がなければ
入学先の選択肢は減ってしまいます。
入学する時点で英語力が足りない場合は、最終的に入学を決定した大学の付属英語教育機関(ESL)で
大学の定める英語基準に達するまで学びます。
もちろんその間も奨学金の支給対象になりますが、留学を成功させるためには、
出発までに極力英語力を上げる努力が必要です。

●4年制大学を卒業しているのですが応募できますか?

アメリカの大学入学時の年齢が26 歳未満であれば、日本の大学を卒業されている方でも応募できます。
ただし、日本で学んだ内容と同じ内容を再び学ぶことはできません。
(例えば日本で経済学を専攻した人は同じ学部を専攻できません)
また大学院はこの奨学金では対象外となります。

●専攻は自分で選べるのですか?

はい、第4希望まで専攻の希望を出すことができます。
ほとんどの社会科学系や文学・語学系の専攻であれば奨学金を取得することが可能です。
ただし、希望する専攻によっては大学が限定されてしまうこともあります。
特に芸術系やスポーツ・医療系・工学系は少ないようです。
希望する専攻については、申込前にIYEO各地担当相談デスクにて確認、相談されることをおすすめします。

●どんな専攻を希望する人が多いのでしょうか?

経済学や経営学なども多いですし、また、比較的様々な分野に応用の利く「コミュニケーション」を
希望する人も多いようです。最近では心理学を専攻する人も増えています。
リベラルアーツカレッジは比較的小規模な大学が多いため、一般的な専攻はありますが、「犯罪心理学」など
細分化された専攻を持っている大学は少ないのですが、アメリカ大学奨学金プログラムに参加している大学は
スポーツの盛んな大学が多いので、アスレチックトレーニング専攻を持っている大学や、
あるいはアート、グラフィックデザインなどを持っている大学もあります。

●具体的な大学やロケーションを選べるのですか?

このプログラムは自分の希望する、あるいはすでに入学が決まっている具体的な大学への留学に対して
奨学金を提供するものではありません。
よって、あらかじめ留学する大学、州、都市などが具体的に決まっている方は注意が必要です。
ただし、このプログラムにより複数の大学からオファーがあった場合、
その中から条件を考慮しつつ州や都市、大学を選び出すことは可能です。

●奨学金支給の審査基準を教えてください。

奨学金を支給するかどうかは大学の担当審査官が決定します。
審査基準は大学によって様々ですが、主に提出された高校や大学の成績、推薦状、エッセーなどで
判断されます。スポーツ奨学金の場合は、それ以外に、2週間にわたってアメリカで行われる
トライアウト(ショーケース)での実技能力審査も判断基準のひとつになります。

●いくつの大学から奨学金のオファーをもらえるのですか?

平均して7~8大学からオファーがあります。その中から自分の行きたい大学を選んでいただきます。

●エッセーを書いたことがありません。どのように書いたらよいのでしょうか?

エッセーは奨学金支給を決める大切な要素のひとつであり、しっかりとしたものを作る必要があります。
自分で書き上げる自信のない方は、アメリカ大学奨学金プログラム参加者のための実践トレーニング
「College Application Program」(CAP)を受講されるとよいでしょう。
入学後の授業について行く上でも必ずや役立つはずです。

●日本の大学で取得した単位を移行することはできますか?

できますが、日本で取得した単位によります。
移行できる単位はアメリカの大学を卒業するために必要な単位と同じものを日本で取得している場合に
限ります。なお、日本で取得した英語に関する単位は移行できないケースが多いようです。
日本で取得した単位の移行認定は、転校(入学)する大学側の判断となります。

●大学を自主退学したり転校したりすることはできますか?

はい、できます。アメリカ大学奨学金プログラムでは転校手続き(77,000円)も行っています。
本プログラムに参加している大学に転校する場合は、転校先でも奨学金を継続して受給することができます。
本プログラムに参加している大学以外の大学に転校する場合は奨学金の支給は通常ありません。
もちろん、自分で転校先大学の奨学金を申し込むことはできますが、本プログラムでは、
転校先の奨学金支給までの責任は負いません。

●英語力は奨学金の支給に左右されないとのことですが、なぜ英語力診断を行うのですか?

英語力が不足している場合には、大学付属の英語教育機関(ESL)のある大学に進学して
いただくことになります。ただし、英語教育機関の受入規模については制限がありますので、
参考のために英語力診断を行っています。

●TOEFL iBT / IELTSスコアの提出時期について教えてください。

アメリカ大学奨学金プログラムへの申込み段階では英語力は問われないため、
スコアの提出は必要ありませんが、
米国大学スカラーシップ協会へ出願書類を提出する際にはTOEFL iBT
あるいはIELTSのスコア(あるいは模擬TOEFLスコア)が必要となります。
しかしながらこの段階ではまだクリアすべきスコアの基準点はありません。
正式なTOEFL iBT / IELTSスコアが必要となるのは、出願書類提出後、
奨学金のオファーが届いた数校の中から1校を選び、その学校に向け正式な出願必要書類を提出する際です。

●TOEFLスコア iBT79 / IELTS6.5はありませんが、入学を希望する大学が求めているスコアはクリアしています。それでも国内事前研修は必要ですか?

必要です。留学生の場合、TOEFL / IELTSで何点取ったからといって、
それだけで本当に十分と言える英語が身についているとは言えません。
さらに、大学を卒業できるかどうかは英語力だけで決まるわけではありません。
アメリカ人でも卒業できない学生はたくさんいます。
大切なことは、目標に向かって誘惑にも打ち勝ちながら勉強できるかどうかです。
そのため、英語力を強化させることはもちろん、しっかりと勉強する習慣を身につけるためにも
受講が必要です。ただし、国内事前英語研修受講時期前までに(出発の約4ヶ月前まで)に
TOEFL iBT79 以上、またはIELTS6.5のスコアを提出いただいた方は、
英語力と同時に学習する習慣も身についているものと判断されますので
国内事前英語研修を受講する必要はありません。

●国内事前英語研修はどのような内容ですか?

基本的には、インターネットを使って学習しますので、
学習状況がデータとしてホストコンピューターに記録されます。
いつ、どの科目を、どれくらい勉強し、どの程度理解しているか、が管理されているわけです。
また通勤、通学用にリスニングCDとリ一ディングテキストがつきます。
文法、リスニング、リーディング、ライティングの4科目があり、
1週間約25時間(1日3~4時間)学習をした場合、16週間で終了できます。
学習のほとんどはドリル形式で、速聴・速読・速解の集中訓練とお考え下さい。

●国内事前英語研修に必要な環境を教えてください。

インターネット接続環境として、ブロードバンド環境(光通信、ケーブル、ADSL、CBTV、FTTHなど)が必要です。
パソコンについては以下の性能が求められます。
    OS         :Microsoft Windows, Android, macOS, iOS
    ブラウザ:Internet Explorer, Microsoft Edge, Mozilla Firefox, Google Chrome, Safari

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